aako01jpの株式で一発逆転  ~個別ファンダ中心~

元英系バイサイドアナリストのコネも裏もつてもない、しんぷるアイデア投資Blogです。

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アイフルの潜在過払い返還金額をざっくり試算~アイフル強気の根拠の一つ~

kage

2012/10/23 (Tue)

ちょっと都合良い数字に仕上がりましたが(笑)、12年3月期期末時点における
アイフルの過払い金引当はもう十分といえそうだ!???????という結論のメモです。



こんにちは。
日曜日、自転車で片道1時間半のスカイツリーを子供と一緒に見てきました~。
高い所は怖いっす。

一方、アイフルの株価がまあまあ強いので少し心の余裕が出てきたaako01jpです。

とはいえ、
アイフル投資で一番のネックとなるのが潜在過払い返還金額です
そこで投資前にざっくり試算したものを今日はアップします。私は「フェルミ推定」とか好きなので、そこから超ざくっとね。

ちなみに自分を納得させるために作った数字なので、あしからず。
参考になれば嬉しいです。



■手順は(面倒くさい人は飛ばして結果を見て♪)…
① アイフルが貸し出した金額と貸し出しによって得た収益から大雑把な過去平均金利を推定
② 上の金利から18%を引き、超過金利分で過払いの対象となる総額を算出
③ 総額から実際返還を求められる金額を80%と推定し、②×0.8とする。
※武富士は約2兆円の過払い金があり、実際求められたのは70%の1.4兆円。なお、200万人の過払い金返還対象がいたが最終的に90万人が応募した。
④ アイフルはADR後の過払い返還金額(早期決着パターン)を30~40%にしていたようだ。アイフルのADRは09年9月であり、それ以降は、元本×0.5を過払い返還金とした。結果、③×約0.8が潜在過払い返還金となる。※週刊ダイヤモンドなどを参照。
⑤ 潜在過払い返還金からアイフルが2006年3月期以降支払った過払い金と現在計上している引当金を引く。

という、手順でおおよその数値が出ると考えました。



■実際、
① アイフルの1997年3月期から2006年3月期までの累計貸出し債権は約13兆円。同期間中に得た収益金は約3.9兆円。推定単純金利は30%となる。収益の内80%弱が無担保ローンとなるため過払い金の返還対象は3.9兆円×0.8の3.1兆円となる。
② 過払い金対象金利率…30%-18%=12%。過払い金対象推定総額3.1兆円×40%(超過金利12%÷平均金利30%)=約1.25兆円
③ 1.25兆円×0.8(対象金額の80%が返還を求められる前提)=約1兆円
過払い金の対象総額は1兆円×0.8=8000億円
⑤ 2007年3月期から2012年3月期までのアイフルの支払い過払い金は7137億円。期末の引当金残高は1519億円となっている。合計金額は8656億円。

結果:アイフルの対策済み金額8656億円-潜在金額8000億円=約600億円の超過引当てという試算になりました


武富士よりも請求金額の比率を厳しくしたし、そんなに甘い試算でもないと思うのですが、こんなもんかなと個人的に納得しています。

結果、既に過払い金問題のネガティブサイドは限定されてきていると判断しました。

同時に2012年には過払い法人税の還付の可能性や総量規制の緩和、といったポジティブサイドが出てきたことを考えれば、今はリスクよりチャンス面の方が取り上げられやすい局面になりつつあるのかなと気づいた。


以上から、
私の試算では現在の引当金(12年3月期期末時点)で過払い金問題は乗り切れると判断しました。



あくまで机上の弁というか私の妄想なので、過払い金返還がこれから増えるなんてことになったら前提は崩れちゃうんだけど、おおよそこんなもんじゃないでしょうか?


って自分に言い聞かせながら、びくびくアイフルに全力投資しているaako01jpでした。
本当にそうであって欲しいね~

■姉妹メモ
・2012.11.14アップ→
アイフルが真っ先に過払い金問題を乗り切った要因について
・2012.10.18アップ→
アイフル~「継続性の前提に重要事象」が解除(外れる)される日は近そうだ~


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よろろ~

アイフル~「継続性の前提に重要事象」が解除(外れる)される日は近そうだ~

kage

2012/10/18 (Thu)

さっそく初日記というかメモを書くことにしました。

最近高値更新が目立つ業種として目立つのが消費者金融関連。
色々調べてみた結果、


現在、8515アイフルをかなり買い込んでいます。


今、アイフルの置かれている環境をざっくり整理すると

① 過払い金請求がピークアウト
② 貸出の減少幅が縮小かつ新規顧客が増加に転じている
③ 上限金利の引き上げ、総量規制など貸し出し増につながる規制緩和の動き
④ 過払い法人税返還の可能性
といったことに期待できる環境になってきた。

ADRの申請、武富士倒産といった悪材料ばかりが目立っていた時から状況はかなり改善したと感じた。
かつ、これだけの良い材料が出る可能性がある現在の状況はかなりチャンスがありそうだ。

どれも株価へのインパクトは大きいと思うが、
一番期待しているのは、財務改善、収益環境の好転による
「継続性の前提に重要事象」解除に伴うバリエーションの見直しだ。


以下は現在のバリエーション

10月17日終値:162円
予想PER3.8倍
※会社予想ないので、四季報予想の修正EPS(税額控除後)42円を使用
PBR0.5倍

同業で銀行系のアコムの会社予想をベースにした修正予想PER(税額控除後)は15倍。四季報予想の修正EPSを使用すれば13.1倍。PBRも1.4倍となっている。

アイフルは独立系であり、資金調達面で後れを取る可能性はあるものの、
PERで7~8倍あったとしてもおかしくはない。



~「継続前提に関する重要な不確定要素ないよ」、という会社側のコメントは本当かも~
実際、「継続性の前提に重要事象」解除はかなり近づいてきていると感じている。

11年3月期に7%まで減少した自己資本比率は13年3月期の1Qまでに13.8%まで回復している。
過払い金向けの引き当てを積むことにならなければ中間決算で15%、期末には18~9%までの回復を期待できる。

「継続性の前提に重要事象」は09年9月中間決算からついているが、09年12月発表の第3四半期決算
から会社側は
「前提に関する重要な不確定要素は認められないと判断しております。」
とコメントしてきた。

当時はその姿勢に疑心暗鬼であったが、
実際財務内容が目に見えて改善していることを考えると会社のいう通り継続疑義の注記解除が近づいている

といっても過言ではないだろう。

~過払い金のピークアウト説も信憑性が出てきた~
最大のリスクである過払い金のピークアウト説も信憑性があると感じた。

2005年頃から増えてきた過払い金の返還請求の時効は10年であり、時間的な峠が越えたこと、
直近の過払い金の返還指数が急改善していること、
武富士が倒産ショックによる返還増が思ったより早く収束したこと、
が、そのポイント。

09年10月に将来予想される4年分の引当金を計上したことで、貸出しに占める貸倒引当金残高比率が大手でトップという点も若干の安心材料となる。
13年3月期の第一四半期末で1519億円あり、直近の四半期取り崩しが100~150億円程度であることを考えれば10~15四半期分は引き当て済みと考えられる。

更にその過払い金は返還件数の動向を見る限り減少しており、実際はもう少し余裕があるとも言える。

月次を見る限り、12年9月中間期の新規の顧客獲得件数は前年同期比で20%以上の伸びが期待できそうな状況にある。
急減していた貸出しに底打ち感が出てきたことはポジティブだろう。

また、規制緩和や武富士の過払い税金の返還訴訟などはどうなるかは分からない。
それでも、実現すれば非常にポジティブな材料が徐々に出てきていることは、業界全体としても最悪期は抜け出したと判断するには十分と言える。


いくつかのテーマがあり、低バリュー、業績急回復という、トップピック銘柄の要素を満たしていることから9月月次や11月13日の中間決算前後までは最も期待できる株として組み入れてます。



と、いいつつも何があるか分からない怖さを毎日感じています。
カバーしたことない業界だし(笑)。


■姉妹メモ
・2012.10.23アップ→
アイフルの潜在過払い返還金額をざっくり試算~アイフル強気の根拠の一つ~
・2012.11.14アップ→
アイフルが真っ先に過払い金問題を乗り切った要因について