aako01jpの株式で一発逆転  ~個別ファンダ中心~

元英系バイサイドアナリストのコネも裏もつてもない、しんぷるアイデア投資Blogです。

2017 05 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30. »  2017 07
このエントリーをはてなブックマークに追加

リアルビジョンのDSC持分化でどこまで時価総額が見直されるのか?とその可能性

kage

2014/11/25 (Tue)

リアルビジョンの続きです。


第三四半期の決算にDSCが連結されてどかっと
売掛金がBSに出てきました。

広告業全般の商習慣なのかまだ分かりませんが、
現金ないよって指摘が結構
ある中であのBSだと少し怖いです。


リアルビジョンに注目しているおさらいです。
DSC買収前のリアルビジョンの万年営業赤字で時価総額は20億円程度で
「継続企業の前提に重大な注記」のついた
お尋ねもの企業でした。


それが、
今期予想経常利益25億円を見込み、
来期以降は漸減するとしても年率100%で成長している企業を当時
1億円で33%取得したのが始まりでした(今は100%子会社)。


どんなLBOでもこんなスキームないだろうし、
ちょっと怪しいけど本当ならすごいアップサイドあるよね…
って所から始まっています。


結局買収はしましたが、

この企業にどの程度の価値があるのか?


そのヒントになるのが、
11日に上場する同業の「弁護士ドットコム」です。
増収率なんかも似通っている同社の想定価格は
PERにして70~80倍という水準です。


これまで株式市場になかったカテゴリーであり、
かつ高成長ということで想定価格も結構な評価となっています。


これを赤字リアルビジョンに当てはめると
持分換算の時価総額は300億円程度になっていいはずです。

本当に子会社化できたらすごいことが起きそうです。

なお、DSCは2010年まで2159フルスピードの子会社で
当時の時価総額は2億円弱(推)でした。


それが、
過払い金返還広告の掘り起こしなどで、


今期予想売上高は130億円(2期前の約2倍)、
経常利益は25億円(2期前の3倍)を見込む

と企業規模が急拡大したようです。


また、12月8日に上場する弁護士ドットコムの同業となります。


弁護士向け広告ということで、
これまで株式市場になかったカテゴリーでもあること、
その潜在成長率などを加味して、
弁護士ドットコムは上場時のIPOの想定初値がPER100倍程度で評価されています。


成長の源泉となった過払い金問題は峠を越え今後は成長が望めないように見えますが、
その理由はここらへんを読めば納得できます。


「弁護士業界のコスト構造はほぼ人件費が全てでしたが、
競争環境が激しくなることで広告費に投下するという経営判断も出てくると思われます。
従来の企業同様、売り上げの20%程度を広告費に充てるポテンシャルがあると捉えています」

今後子会社化が成功したら、
その需要を取り込む有力企業になる訳です。



ただ、どうしてこんな価格でDSCがリアルビジョンに売られたのか。
もしかしたら上場できない業種なのか、
DSCが来期以降大幅赤字になる可能性を秘めているから

などリスクは多くあります。
実際、収益が先細りして業績が急激に悪化する懸念があるからなんじゃないかな?
とも感じています。

上述の通り、過払い金問題は首都圏から地方に拡散しました。
そのおかげでアコムやアイフルなど多くの消費者金融は引き続き辛酸をなめています。
このまま掘り起こしが続けば彼らはもっと苦戦はずです。


でも、もう彼らはそんなこと気にしていないはずです。
ようは時効がくるからです。

2016年以降は過払い金は発生しません。
それによって固定費がまかなえない可能性があるからこその
値段なのかもしれません。

そういうリスクがあることも頭に入れておく必要があります。
そうでないと不自然すぎてやはり腑に落ちないですしね。


参考記事→
弁護士業界の革命児・元榮 太一郎氏はなぜ弁護士ドットコムを発想できたのか?

この「凛として」ブログさんは流れが分かりやすかったです→
リアルビジョンの不可解なDSC買収について
関連記事

この記事へのコメント

kage

過払い金は最後の取引から10年が時効だからゼロにはならないはずです

Posted at 23:26:44 2014/12/25 by あ

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック