
粉飾に揺れた2453ジャパンベストレスキューだが、「期待の本丸」は土俵際で残った印象

2014/06/17 (Tue)
2453JBS(ジャパンベストレスキュー)の決算報告出ましたね。除染事業が本業以上に儲かるかもしれないという、
期待をもてる
同関連の本命でした。
しかし、期待の子会社の粉飾により、
実態は本業も食いつぶし、会社を追い込んでいるという状態が明るみになった、
というのが6月17日の発表で分かったというところでしょうか?
株価も下がりそうです。
一方で、
ちょっと面白かったのは
バイノス自体は本物で、
マネジメントをしっかりすれば儲かるかもしれないという期待が
「残った」
という点です。
バイノスの計上方法が不正であったものの、
受注自体は伸びていたこと、
また、急増する受注の拡大を妨げていたのが
「6月3日に出た第三者委員会の調査報告書受領に関するお知らせ61P」
に記載の通り下請け会社への支払いタームの問題だったこと、
でした。
まぁ時間はかかるでしょうけど、
上記の問題が落ち着くようであれば、
「除染関連の本命」
ということで再びスポットが当たっても良さそうな感じがしています。
報告書にもありましたが、
あんなに高額な接待を継続する必要がある
製品・サービスなら利益化は難しいでしょうけど、
とりあえず、土俵際で踏ん張ったような印象でした。
ということで当面さわることはないけど、
チェックだけはしよ~かなぁという感じです。
◆決算の修正値は以下の通り
↓
24年9月期
売上高104億円(修正前106億円)うち環境メンテナンス15億円(修正前18億円)
営業利益1.8億円(〃7.3億円) 6億円の赤字(〃0.6億円の赤字)
経常利益1.4億円(〃6.8億円)
自己資本19.6億円(〃28.9億円)
総資産117億円(〃124億円)
キャッシュフローは変更なし
上の通り、環境事業のみ修正がありました。
なお、26年9月期第2四半期実績は以下の通りです。
売上高58億円うち環境メンテナンス6.6億円
営業利益0.78億円の赤字(〃5.4億円の赤字)
経常利益2.1億円の赤字
となりました。
ということで本業は増収増益となったものの、
環境メンテナンスを行うバイノス社の影響で赤字転落した
という形です。
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